冊子のはなし【第2章・無線綴じ冊子】

今回は「無線綴じ冊子」について掘り下げて行きましょう!

 無線綴じ冊子の構造
無線綴じ冊子は、束ねた本文の背になる部分に糊をつけ、表紙で包んで仕上げる冊子です。
新書や文庫本、漫画の単行本のカバーの下の部分が想像しやすいでしょうか。
雑誌やカタログ、同人誌、写真集・イラスト集など幅広く利用されています。
中綴じ冊子よりもページ数の多い冊子も綴じることができ、厚みが出ると背表紙を作ることができます。
また、中綴じ冊子とは異なり2ページ単位で作成することが可能です。
ページ数が少なすぎると糊があまり付けられず綴じることができないため、プリントハウスでは10ページ以上から受け付けております。
無線綴じ冊子の構造
 構造上の注意点
無線綴じ冊子は製本の構造上、綴じた側を完全に開くことができず、綴じ側の数ミリは隠れてしまいます。
隠れては困る文字や画像などは冊子のノド側(綴じる側)ギリギリに配置しないようにご注意ください。
逆に、ノンブル(ページ番号)をあまり目立たせたくない場合はノド側に配置するのがおすすめです。
無線綴じ冊子のノド側は完全に開くことができず、見えにくくなります
 背中で語る
背表紙があると「本らしさ」がグッと増して感じられますし、立てて並べたときに見つけやすくなりますよね。
背表紙の幅は、用紙の厚さとページ数で決まります。
例えば、表紙・本文共にコート 110kg(約0.1mm)で44ページ(表紙4ページ+本文40ページ)の場合、
本文の用紙20枚+表紙1枚+裏表紙1枚=22枚
22枚×0.1mm=2.2mm程度、と背幅を計算することができます。
「そんなこと言われても、紙の厚さなんて知らないよ!」と言うときは、お気軽にお問い合わせください。
上記のように計算することは可能ですが、0.1mm単位でピッタリ仕上げることはなかなか難しいものです。
なので「背表紙に文字を乗せたい」という場合は背幅より小さめに、「背表紙に表紙の色が見えてしまうとかっこ悪い…」と言う場合は、背幅より+0.3〜1mm程度余分に色をつけるなど、データに一工夫していただくと、仕上がりがより良いものになります。
無線綴じ冊子の表紙データは背幅を考慮して作成してください
 データの作り方

無線綴じ冊子のデータは表紙・裏表紙は繋がった状態で作成し、本文は1ページごとに作成して入稿されるお客様が多いです。

背表紙も作りたい冊子は、先述の通り背表紙も含めたサイズで表紙・裏表紙のデータを作成してください。
表紙と裏表紙が繋がっていない場合や背表紙のない場合は、表紙と裏表紙を分けた状態でご入稿いただいても大丈夫です。
逆に本文を見開きでご入稿いただくのは…対応可能ですが、プラスで作業費をいただく可能性がございますのでご了承ください。
(印刷する際は見開きの状態ではないので、データを分割する必要があるのです)
無線綴じ冊子は表紙は見開き、本文は1ページごとにデータを作成してください
 用紙にもこだわる冊子作り
現在プリントハウスのホームページに掲載しているのは表紙も本文もすべて同じ用紙で作成する冊子の料金表ですが、例えば表紙だけ厚い紙にしたり、別の用紙にしたりすることも可能です。
また、無線綴じ冊子であれば章の扉にだけ色上質紙を使用する、なんてこともできます。
「こんな仕様はできるかな?」と思うものがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!