「黒」のイロイロ

【よくある!?データ不備 4】モノクロに見えてフルカラー?では「モノクロに見えてフルカラー」である場合についてご紹介いたしました。
そこで今回は「黒」にまつわるお話をしてみたいと思います。

 黒+灰色=1色
モノクロ印刷を「スミ1色(1C)印刷」と呼ぶこともあります。
(プリントハウスの料金表でも「BK1色」と記載しています)
文章だけの印刷や、ロゴマークなども「黒」で印刷した名刺などでご利用いただくことが多いでしょうか。以前、モノクロのデータをご入稿いただき「フルカラー印刷」とご注文をいただいたことがありました。
おや?と思って確認させていただくと、「黒」の他に「濃い灰色」「薄い灰色」があるから「1色」ではなく「フルカラー」と思われたそうです。

確かに、色鉛筆なら「黒」と「灰色」は別の色ですね。

しかし、ブラックの濃度を変えただけのグレーが混ざっているものについては、プリントハウスでは「モノクロ印刷」としてご注文いただけます。

「モノクロ印刷」の方が価格が抑えられますので、ぜひ上手にご利用ください。

モノクロ印刷の例

 

 リッチブラックのメリット・デメリット

「黒」を表現する際にシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色をかけあわせて作成したのが「リッチブラック」です。
一般的にはブラックのみの「黒」より深みがあり、美しく仕上がるといわれます。

また、見た目の美しさだけではなく、「ピンホール」(インクが乗らずに出来てしまう白い点)の発生を防ぐことにも効果があります。

プリントハウスでは、ピンホールを防ぐにはブラック100%にシアン・マゼンタ・イエローをそれぞれ50%程度混ぜたリッチブラックをおすすめしております。
※すべてを100%にしてしまうと大量のインクが紙に転写されるため乾きが悪くなり、印刷後に紙が重ねられた際に他の紙にインクが移ってしまう「裏移り」が起こったり、紙同士がくっついてしまい用紙がはがれる際に印刷面もはがれてしまう「ブロッキング」が起こったりします。

リッチブラックの設定例

リッチブラックは「フルカラー印刷」の扱いとなるため、「モノクロ印刷」よりコストは上がってしまいます。

また、文字や細い線・細かいデザイン部分に使用されると「見当ズレ」(印刷時、紙が収縮することによって生じるわずかなズレ)が起こりやすくなります。

見当ズレのイメージ

 

 「黒」を使いこなしてこそ、プロ?
何かに熟達した人や専門家を意味する「玄人」ももとは「黒人」だったと見かけました。
「黒」は奥深いものなのですね…。