そもそも…「オフセット印刷」って何?

プリントハウスのホームページを見ていると、「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」があるけれど…何が違うの??というお客様もたくさんいらっしゃいます。
作りたい印刷物に合った印刷はどちらなのか、その判断の一助となるようそれぞれの印刷方式についてまとめてみたいと思います。

まずは「オフセット印刷」からです!

 どうやって印刷している?
現在、多くの商業印刷物で使用されているオフセット印刷は、平版(へいはん)印刷の一つです。
平版印刷の名の通り、ほとんど凹凸のない刷版を用いて印刷を行います。
「刷版」については、版画をイメージしていただくとわかりやすいかと思いますが、版画とは違い凹凸でインクが付く部分と付かない部分を作るのではなく、水と油が反発する性質を利用しています。

その「刷版」についたインキを直接用紙に印刷するのではなく、「ブランケット」と呼ばれるゴム製のローラーに移し、そこから用紙に転写するのがオフセット印刷です。

刷版の仕組み・オフセット印刷の仕組み

刷版からゴムローラーに一度インクを移し(=Off)、そこから用紙に転写される(=Set)ので「オフセット」と名付けられました。
版画と違い、中間にブランケットが入るため刷版に出てくる画像は反転されない状態になります。

 何が得意なの?
オフセット印刷は、文字の輪郭やエッジがシャープに仕上がるので、精巧で鮮明な表現が可能です。
細い線を使用したデザインや、細かい文字など、繊細な印刷物にオススメです。
版と紙が直接触れない=版が傷みにくいため、大部数の印刷を低コスト行うことができます。
また、紙に触れる「ブランケット」はゴム製であるため、比較的凹凸のある用紙でも印刷が可能です。
トナーを使用しているオンデマンド印刷より紙の風合いを活かした仕上がりとなります。

(近年はオンデマンド印刷機の性能も向上しているので、だんだん差が縮まってきています)

オフセット印刷とオンデマンド印刷の比較

 苦手なことは…
オフセット印刷は刷版を作成するため、オンデマンド印刷より納期がかかってしまいます。
(それでも、プリントハウスでは当日出荷も承っております!)
また、5部の印刷でも5,000部の印刷でも刷版は必要なので、少部数だと割高になってしまいます…。

 つまり、オフセット印刷はこんな印刷物にオススメ!
・風合いのある用紙を使いたい!
・繊細なデザインを表現したい!
・500部以上の印刷でコストを抑えたい!
そんなお客様はぜひ「オフセット印刷」をご検討ください。

                                                 

オフセット印刷のご注文はこちらから!

大部数向きのオフセット印刷商品の一覧はこちらから