色上質紙の28×5+α通りの可能性

2021年の大河ドラマ、皆様はご覧になっているでしょうか?
東京都北区にも所縁のある渋沢栄一がモデルになっているため、北区にあるプリントハウスのスタッフとして、何より北区出身である備忘録担当は毎週楽しく見ております。
そして6/20の放送回で銀札(紙幣)を作るシーンを見ていて、気になりました。
「銀札を刷っているその紙は、色上質紙…?」
日曜日の夜は仕事のことを思い出しがちですね。

と、いうことで。前置きが長くなりましたが今回は「色上質紙」について調べてみました!

 色上質紙とは?
その名の通り、色の付いた上質紙です。
各メーカーから発売されていますが、プリントハウスでは「紀州の色上質」の中で一般色28色×5種類の厚さを主に取り扱っています。
「紀州の色上質」は1954年(昭和29年)に「クラウン」の名称で始まったそうです。
さすがに江戸時代ではないですね…。
検索してみたところ、洋紙が輸入されるようになったのは明治だから、江戸時代にあったのは和紙で色が付いているもの…
…これ以上追求していくと趣味の世界に入ってしまうので、今回は色上質紙に話を戻していきます。
色上質紙はファンシーペーパーに比べて価格が安く、また用紙自体に色が付いているのでモノクロ印刷でも華やかに仕上がりコストを抑えることができます。
冊子の表紙や学校行事・イベントなどのプログラム、配布用の出前メニューなどで使用されることが多いです。
色上質紙は紙自体に色がついているので、モノクロ印刷でも華やかに仕上がります
 豊富なバリエーション!
先述した通り、色上質紙は各メーカーから発売されています。
メーカーによって同じ色の用紙でも呼び名が違ったり、同じ名前でも微妙に色が違ったりするのでご注意ください。
ここではプリントハウスで主に取り扱っている「紀州の色上質」についてまとめていきます。
現在は一般色28色と特色品と言われる5色があります。

★の付いているものが特色品です。
※写真を画面で見るものと実際の色味は異なります。紀州の色上質の色見本です。写真と実際の色味は異なります。

また、厚さは特薄口〜超厚口まで7種類あります。(特薄口と超厚口の印刷はお見積りいたします!)
四六判に換算した連量は、おおよそ下記の通りです。

色上質紙の厚さ 特薄口 薄口 中厚口 厚口 特厚口 最厚口 超厚口
四六判換算 45kg 55kg 70kg 90kg 110kg 135kg 180kg

このように種類が多いためすべての紙を在庫しておくことができず、基本的にはご注文をいただいてから用紙を入荷して印刷しております。
そのため、お急ぎの場合はご希望の色・厚さで対応できないことがあります…。
(在庫がある色で良いから!という方は電話でお問い合わせいただければすぐに確認いたします)

 色×色の効果
プリントハウスで料金表を掲載しているのはモノクロ印刷のみですが、フルカラー印刷で使用することも可能です。
(フルカラー印刷についてもお問い合わせください)
一般色は淡い色が多く、文字や画像を印刷しても読みにくい・見えづらいということはあまりないかと思います。
しかしフルカラー印刷をする場合は、用紙の色が画像の色にも影響することにご注意ください。
「レモン」「アイボリー」「さくら」「ラベンダー」などは大きく影響は出ないけれど、「若竹」「ブルー」「りんどう」「サーモン」「オレンジ」「アマリリス」などは影響が大きいかも…。
効果として上手に利用できるようになりたいものです。
同じデータでも、印刷する紙の色が違うと印象が大きく変わる場合があります
ちなみに、プリントハウスでは「黒」の色上質紙にモノクロ印刷をしたことがあります。
パッと見ではほとんど見えませんが、傾けたりすると光の加減で印字面が薄く見える仕上がりになりました。
これも効果として、何かに利用できるかもしれませんね。

                                                 

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