そもそも…「オンデマンド印刷」って何?

前回の【そもそも…「オフセット印刷」って何?】に続いて、今回は「オンデマンド印刷」についてまとめてみたいと思います!

 その名の通り
「オンデマンド」(=on-demand)には、「必要・要求に応じて」という意味があります。
つまりオンデマンド印刷とは「印刷物を必要な時に、必要な量だけ印刷する」ものです。
POD(プリント・オン・デマンド)と呼ばれることもあります。
刷版が必要ない「無版印刷」であることが大きな特徴で、一般的にはトナー方式やインクジェット方式のデジタル印刷機に、印刷データを直接送って出力するものを指しています。
プリントハウスではシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色トナー方式の印刷機を使用しています。

 何が得意なの?
刷版を作る必要もセットする必要もないため、短納期で印刷できるのが最大の特徴です。
オンデマンド印刷は短納期が可能
刷版が必要ないので、データを用意すれば例えば通し番号や宛名印刷のように、1部1部異なる文字や絵柄を印刷する「バリアブル印刷」も可能です。
また、オフセット印刷機では色が安定するまで何枚も用紙を通す必要があったり、高速で動いているので一度に何枚も印刷が進んだりしますが、オンデマンド印刷機は「1部」「2部」と細かく部数を指定して出力することが可能です。
(これらを踏まえて、ざっくりと「大きなプリンター」と説明させていただくこともあります)

色味については、凹凸のある用紙ではトナーの乗り方にムラが出てしまいますが、平滑な用紙であればあまり紙質に左右されず鮮やかな発色が可能です。

オンデマンド印刷の特徴

 苦手なことは…
印刷部数が増えるとコストが高くなってしまうので、サイズによっては500部以上の場合はオフセット印刷の方がコストを抑えることができます。
色味については、温度や湿度、印刷機の状態などにより同じデータで同じ用紙に印刷する場合でも色味が変わってしまうことがあります。(これはオフセット印刷でも同様ですが…)
また、広い範囲のベタ部分では色のムラが起きやすくなっています。
折り加工を行うものなどはトナーの剥離や割れが目立ってしまう場合があります。
オフセット印刷と比べるとズレが生じやすいため、四方に細いフチのあるデザインなどには向いていません。

 オンデマンド印刷とオフセット印刷の使い分け
・少ない部数を低コストで印刷したい!
・短納期で印刷したい!
・上質紙などのインクが沈みがちな用紙に鮮やかに印刷したい!
そんなお客様には「オンデマンド印刷」がオススメです。
オンデマンド印刷とオフセット印刷では同じデザイン・データでも仕上がりの色味が異なります。
「オンデマンド印刷で試しに印刷してから、大部数をオフセット印刷で…」という使い方ももちろんOKですが、色味を確認される際は十分にご注意ください。