オフセット印刷商品 冊子印刷一覧

冊子印刷は、「無線綴じ冊子印刷」「中綴じ冊子印刷」など、複数のページを1冊の冊子に仕上げる製本商品です。それぞれの綴じ方特徴がありますので、仕上りのページ数や用途、予算などによって 適した製本方法をお選びください。
中綴じ冊子とは、4ページ分を2つ折りし、重ねて真ん中をホチキスで2か所止めする製本方法で作られる冊子のことです。ページ数の少ない冊子も作成できます。
無線綴じ冊子は、本文を表紙でくるんで背の部分を特殊糊で固める本格的な製本方式です。ページ数の多い冊子の作成に向いています。どちらの冊子もオフセット印刷で高品質にスピード印刷致します。

【用途】総合カタログ、商品カタログ、小冊子、マニュアル、取扱説明書、報告書、写真集、公演パンフレット、記念誌、情報誌、同人誌、会社・学校案内、社内報、フリーペーパー、論文、図録、ガイドブック、価格表、薄型冊子、ページ数の多い冊子など。

ご希望する商品を下記の一覧からお選び下さい。
無料のテンプレートで冊子印刷を作成することも可能です。テンプレートについてはこちらからご利用ください。

  • A4 無線綴じ冊子印刷
  • A5 無線綴じ冊子印刷
  • A4 中綴じ冊子印刷
  • A5 中綴じ冊子印刷
A4 無線綴じ冊子サイズ
A4 中綴じ冊子サイズ
297mm × 210mm A5 無線綴じ冊子サイズ
A5 中綴じ冊子サイズ
210mm × 148mm

■製本方法について

よく利用されている製本方法として「無線綴じ」と「中綴じ」があります。綴じる方法によって対応できるページ枚数が異なります。無線綴じはより多くのページ数を綴じることができ、2ページ単位でページ数を調整することができます。
中綴じのページ数は4ページ単位と限定されますが、最少8ページからの少ないページ数でも綴じることができます。
また、中綴じは工程が少ないため価格を抑えることができ短納期で作成することができます。
どちらの綴じ方でも本文と表紙の用紙をかえることもでき、表紙を厚手の用紙にかえるだけで高級感のある仕上がりになります。
(本文と表紙の用紙をかえて作成されたい場合はこちらからお見積もりください)


プリントハウスのホームページからご注文いただけるものは、本文と表紙が同じサイズになり、同時に綴じる加工を行う「並製本(ソフトカバー)」です。これに対し「上製本(ハードカバー)」とは表紙に芯になるボール紙などが入っていて本文より一回り大きく、本文と別々に加工を行っていき最後に組み合わせる製本方法です。「上製本(ハードカバー)」での冊子作成をご希望のお客様は別途ご相談ください。

■無線綴じ冊子印刷とは

無線綴じ:接着剤

無線綴じ冊子とは、冊子の背を糊で接着して綴じる方法をいいます。文字の通り「線(ホチキスや糸など)」を使用せず綴じることから「無線」綴じといわれています。本文を丁合い(ページ順に揃えること)し、表紙の背の部分に糊を付けてくるむ製本(くるみ製本)方法です。ページ枚数が多くなれば背幅が出るため、背表紙にタイトルを印刷することもできます。また、使用する合成糊が極めて強力であることに加え、本文の背に切り込みを入れて(ミーリング)表面積を増やし糊がより多く用紙に触れるので高い強度を誇り、長期保存する冊子に向いている製本方法です。無線綴じ冊子は、上製本(ハードカバー)の本文にも使用されますし、単体で並製本(ソフトカバー)の冊子としても使用されます。

■中綴じ冊子印刷とは

中綴じ:ホチキス(針金)

中綴じ冊子とは、本文と表紙を一緒に重ねて二つ折りにし、開いている真ん中をホチキス(針金)で綴じる方法です。シンプルな作りで、雑誌やムックなど触れる機会の多い並製本(ソフトカバー)の1つです。中綴じ冊子は構造上作成できるのは4の倍数になるページ数のみですが、少ないページ数でも製本することができ、比較的安価に仕上げられるのが特徴です。そのため配布用のパンフレットにも適しています。

■無線綴じ冊子印刷と中綴じ冊子印刷のメリット・デメリットについて

製本方法によってメリット・デメリットがあります。
どちらの製本方法が作成する冊子の用途にあっているか、下記の表をご参考にしていただきご検討ください。

無線綴じ冊子 中綴じ冊子
メリット ・ノド(綴じ代)の強度がある
・ページ枚数が多いものを綴じることができる
・背表紙に印刷ができる
・長期保存に向いている
・針金がないので子供向けの冊子でも安心
・ノド(綴じ代)の根元まで開ける
・工程数が少ないため比較的安価
・ページ枚数が少ないものを綴じることができる
・短納期が可能
・配布に適している
デメリット ・ノド(綴じ代)が完全に開かない
・少ないページ枚数はノド(綴じ代)の強度が落ちる
・工程数が多いため、比較的価格が高い
・納期がかかる
・ノド(綴じ代)の強度が比較的弱い
・ページ数に制限がある(4の倍数)
・面付けが複雑
・厚い用紙はズレが発生することもある

■用途から選ぶ冊子の綴じ方

上記のようなメリット・デメリットがあるため、用途によってオススメの綴じ方があります。

無線綴じ冊子 中綴じ冊子
こんな
お客様に
オススメ!
・ページ枚数が多い冊子が作りたい
・丈夫な冊子が作りたい
・背表紙にも印刷がしたい
・高級感を出したい
・長期保存がしたい
・ページ枚数が少ない冊子が作りたい
・ノド(綴じ代)の根元まで開きたい
・価格を抑えたい
・できるだけ短納期で仕上げたい
・配布するので簡易的な冊子で良い

■PUR製本

無線綴じ冊子印刷によく使用される糊(EVA系ホットメルト接着剤)に代わり、より接着強度が高く柔軟性のあるPUR系ホットメルト接着剤を使用したPUR製本という製本加工もあります。
PUR製本では、通常の無線綴じ冊子印刷に使用されるEVA系ホットメルト接着剤に比べて少ない塗布量で綴じることができ、製本糊の層を薄くすることができます。
そのため無線綴じ冊子の「ノド(綴じ代)が完全に開かない」というデメリットを解消することができます。(ただし、合紙綴じのように完全にフラットになるわけではありません)
一方で糊の塗布量は少ないながらも、本文ページをしっかりと保持しページの脱落を防ぎます。
一般的に糊が取れやすいと言われるコート紙、アート紙などの塗工紙に対しても強い保持力を発揮します。


PUR製本をご希望のお客様はこちらからお見積りください。
※ホームページからご注文いただける冊子や、特にご指定のない無線綴じ冊子のお見積もりは通常の無線綴じとなります。

通常の無線綴じ:ノド(綴じ代)が読みにくくなってしまいます PUR製本:ノド(綴じ代)も大きく開きます