お見積り商品 動画製作

スマートフォンの高性能化やアプリの普及によって、誰でも気軽に動画を撮影できる時代。ネット上やデジタルサイネージの動画広告も一般的になっています。広告だけでなく、タブレットに映して店頭POPとして活用したり印刷物と連動させてより印象に残るパンフレットを作成したりすることができます。

【用途】ホームページ用のプロモーション動画、商品や会社の紹介・PR動画、施設の利用案内動画・製品の使い方動画、You Tube等SNSへの投稿、オンライン展示会など

動画にするメリット

静止画よりも映像にすることで、簡潔により多くの情報を伝えることができます。
音声を付れば聴覚からの情報も増えます。
また、人は動くものに目を引かれやすいので、広告であれば静止画よりも目に付きやすくなる効果を期待できます。

動画の種類

動画は「実写」と「アニメーション」の大きく2つに分けることが出来ます。
それぞれにメリット・デメリットや適した内容があります。


【実写】
実際の人、モノを撮影して動画を作ります。リアリティがあり、見る人が共感しやすいのが特徴です。
製品やサービスの見た目、雰囲気をそのまま伝えることができ、商品紹介や使い方の説明動画、採用・研修のための動画、観光地のPRなどに向いています。
出演するキャストの手配や撮影場所の確保、また撮影のためには機材やセットが必要になり、さらに機材の取り扱いに専門的な知識を持った人員が必要になるためコストが高くなりやすい傾向があります。
また、撮影後の修正がしにくいというデメリットもあります。


【アニメーション】
絵で描いたり、立体物をコマ撮りしたものを繋げて動いているように見せる手法を総じて「アニメーション」と呼びます。
実際にはないものを表現できるのが大きな特徴で、形のないサービスなどを紹介するのに向いています。
また、ネガティブになりがちな題材も印象を和らげて伝えることが出来ます。
作成する際、何もないところからキャラクターなどのデザインを作成していく場合はお客様と製作側とのイメージのすりあわせが大切です。
実写に比べると比較的コストを抑えられる傾向があります。


アニメーションは内容によってさらに分類されます。ここでは大まかな分類をご紹介します。

■モーショングラフィックス/タイポグラフィアニメーション
ロゴやイラスト、文字、写真、図形などに動きを加え、効果音、BGM、ナレーションなどとアニメーションを連動させる動画です。
特にテキストやロゴに動きを付けた文字のアニメーションを「タイポグラフィアニメーション」と呼びます。
■インフォグラフィックス
モーショングラフィックスの中で特に、数値やグラフ、図表などに動きを付けてわかりやすく表現する動画です。情報やデータなど文字だけだと伝わりにくいものもわかりやすく伝えることが出来ます。
■キャラクターアニメーション
キャラクターに動きを付けた動画です。
企業・店舗のイメージキャラクターを作成している場合は、そのキャラクターを使用して動画を作るとブランディングに効果的です。
■3Dアニメーション
キャラクターやオブジェクトを3Dで表現して作る動画です。
2D=平面的な映像よりもリアリティを持たせることができ、かつ機械の内側など実際は撮影できないものでもリアルに映像化することができます。
ただし、専門的な知識・クリエイターが必要になるため費用が高額になりやすいです。

種類を分けてご紹介しましたが、実際には実写とアニメーション、複数のアニメーションが組み合わさった動画もあります。
「誰に何を伝えたいか」によって製作する動画の種類を決める必要があります。

動画製作の工程

動画の製作は大まかには下記のような工程で行われます。

①ヒアリング・打ち合わせ
一口に動画の製作と言っても、「どこで使用するのか」「何のために製作するのか」によって内容が大きく異なってきます。
先述したとおり動画の種類もいろいろあるので、まずはお客様のご要望をヒアリングして方向性を定めていきます。
②企画
ヒアリング内容をもとに、実際にどんな動画を製作するのか構成していきます。
シナリオやコンテを作成することで必要な素材も明確になります。
特に実写の動画では撮影のために必要な人数や機材も多く、一度撮影した後で変更を加えることが難しくなります。
シナリオ・コンテのリテイクも重ねてしっかりと製作する動画の形を固めていくことが大切です。
③撮影準備/素材・イラスト作成
実写の動画の場合、出演者・機材等の手配や撮影場所の許可を取るなど様々な準備が必要です。
また、事前にナレーションを行うこともあります。

アニメーションの場合は製作する動画のキャラクターや背景など基本になるイラストを作成します。
動画になってから変更することは難しいので、この時点でしっかりとテイストを確認しておきます。
④編集
撮影した映像を1つにつなぎ合わせ、テロップを入れたりBGMを付けたりしていきます。
アニメーションの場合は何枚ものイラストを繋げて動かし、それをさらに繋げていくので最も時間がかかる工程です。
⑤MA
MAはMulti Audioの略です。
録音スタジオでナレーションを収録したりBGMや効果音を加え、音のバランスなどを調整しながら最終的な仕上げとなります。

※上記の工程はおおまかな流れです。実際に製作する動画によって詳細は異なります。

印刷物から動画へのつながり

印刷物を動画を見てもらうきっかけとして使用することもできます。
取扱説明書であれば、印刷したQRコードから詳細な説明動画へリンクしたり、会社案内であれば駅からの道順を案内する動画にリンクするのも便利かもしれません。
動画とリンクさせると、シンプルな名刺やはがきにも多くのメッセージを込めることが可能です。
また、ARマーカーと動画での使用も広がっています。


印刷物に使用したデータを動画に活用することも増えています。
印刷用のデータをIllustratorで作成している場合などは、そのデータを基にモーショングラフィックスやインフォグラフィックスを作成すれば、一から素材を作る手間を省くことができます。